2011年06月08日
フェデラーのサーブ技術
とうとう入院しました
これからしばらくここにいなくてはなりません 明日手術でその後はパソコンもいじれなくなるので、この記事が退院まで最後になります。。
自分の足で歩いて入院ってなんか変な感じでした。20年くらい前は救急車で運ばれて気づいたら病室だったので、荷物を持ってタクシーで病院.. なんてやってみると外来気分なのに入院するって変な気持ちでした。
全仏はやはりナダルが優勝でしたね 相手がフェデラーでナダルはジョコビッチよりはやりやすかったはずですね。でも多くの人はフェデラー対ナダルを望んでいたはずではないでしょうか 今日はその決勝の1つ前、フェデラーとジョコビッチの準決勝について書きたいと思います。
この試合、今まで見た試合の中でベストマッチと言えるかもしれません 感動する試合やいい試合はたくさんありますが、その中で最高レベルの試合でした。この試合までは自分のベストマッチは89年USオープンのベッカー対レンドルでした でも今回の準決勝は更にナニモカモ素晴らしかったと思います。
そこには全盛期のフェデラーよりも強いフェデラーがいましたね~ 最近やってるような速い攻めをドンドンやってくるというより、打てるコースが空いていたら確実にハードヒットして相手の体勢を崩していく的確さがありました。そしてジョコビッチの強打をホントによく拾って、しかも深いところにコントロール フェデラーらしいテクニックでしたが、ただ取るだけでなくあそこまで試合を通してできるのはそれは相当なトレーニングを積んだのでしょう そういえばエナンも有名な鬼トレーナーに泣かされながらトレーニングしたと言ってました。。
そして目についたのがフェデラーのサーブがまた改良というか、初めて世界一になったあたりのフォームに近いものになってると思うのです。これは細かなことですが、今回の全仏でサーブを中心に展開するには絶対に欠かせない点です トスアップの時に体の軸がまっすぐのままテイクバックにつながっていく、揺れのないフォームになっていました。初期のフォームよりは少し膝の曲がりがあるかなぁと思いますが、これは今の前にやっていた膝を早めに曲げながらトスを上げるフォームのいいところを残した(または残った)のではないかと見ています。
2005,6年くらいのジャパンオープンあたりから膝を早く曲げながらテイクバックしていくものに変えた時は驚きました。理由は早く曲げることによってよりキックするスピンサーブを打つためだったろうと思います..実際体を反らすよりこうした方がキックしやすい方も多いと思いますよ つまりナダルに全仏で勝つために コートの外に追い出したり、打ちにくくしたりするためです
そしてそこから今は「キックするのもコントロールを上げるのも全ては軸がずっと安定してないといけない」と1周回って帰ってきたのではないでしょうか。フェデラーファンに怒られるかもしれませんが自分も今このフォームでサーブをしていて、そうすることの良さがとても感じられます。フラットもスライスも確率が上がりますし、スピンはトスのコントロールが正しければ反らなくても全然キックします
現にフェデラーをはじめプロの多くはそんなに大きく反って打ってないです、どこに上げるのかと言えば「右利きなら左肩の前に落とす感じ」です。頭とか背中の後ろに上げるというのも見聞きしますが、結構な数がこの「左肩の前(打つ方に対して前というより肩を始点にしてベースラインと90度の方向に前です)」感覚で打っているように見えますし、自分もこれで打てるようになりました。全然打てなくて悲しくて..でもこれに気付けた時は嬉しかったですね~
フェデラーは精神的にも安定していましたね 自分を見失わないでセカンド途中から2人のペースが落ちてきてもフェデラーは崩れないだけの準備をきちっとしてきたことが分かりました。ジョコビッチもあと少しだけ、これまでの冷静さがあれば結果は違ったかもしれません。フェデラーの言うとおり必ず近いうちにランキング1位になりますね
トッププレーヤーたちはテニスで大きな賞金を稼ぎますが、まずお金より勝ちたい気持ちが先行するのではないかと思います。先日低学年の子供のクラスでコンナことがありました。
「今日の晩ゴハン、何だったらウレシイ?」
と聞くと
「ん~、ハンバーグだったらいいなぁ」
「そうか、ハンバーグ好きなのか」
「うん。でもねぇえ、オレもっと好きなのがおカネなんだぁぁ..」
するとほかの子が
「あ、オレもおカネ大好き おカネいいよねぇ~」
「そうだねぇ」
「(二人低い声で)ムヒヒヒぃ~」
カッ、カネの亡者や この子たちが将来そうならないのを祈ります..
でもホントにおカネ好きみたいです
sugijiroのサンプラス杉久保テニススクールは「単発テーマ別1日レッスン(こちらから)」も開催しています プロのテクニックを基にしたレベルアップのための様々なメニューでお待ちしています
これからしばらくここにいなくてはなりません 明日手術でその後はパソコンもいじれなくなるので、この記事が退院まで最後になります。。
自分の足で歩いて入院ってなんか変な感じでした。20年くらい前は救急車で運ばれて気づいたら病室だったので、荷物を持ってタクシーで病院.. なんてやってみると外来気分なのに入院するって変な気持ちでした。
全仏はやはりナダルが優勝でしたね 相手がフェデラーでナダルはジョコビッチよりはやりやすかったはずですね。でも多くの人はフェデラー対ナダルを望んでいたはずではないでしょうか 今日はその決勝の1つ前、フェデラーとジョコビッチの準決勝について書きたいと思います。
この試合、今まで見た試合の中でベストマッチと言えるかもしれません 感動する試合やいい試合はたくさんありますが、その中で最高レベルの試合でした。この試合までは自分のベストマッチは89年USオープンのベッカー対レンドルでした でも今回の準決勝は更にナニモカモ素晴らしかったと思います。
そこには全盛期のフェデラーよりも強いフェデラーがいましたね~ 最近やってるような速い攻めをドンドンやってくるというより、打てるコースが空いていたら確実にハードヒットして相手の体勢を崩していく的確さがありました。そしてジョコビッチの強打をホントによく拾って、しかも深いところにコントロール フェデラーらしいテクニックでしたが、ただ取るだけでなくあそこまで試合を通してできるのはそれは相当なトレーニングを積んだのでしょう そういえばエナンも有名な鬼トレーナーに泣かされながらトレーニングしたと言ってました。。
そして目についたのがフェデラーのサーブがまた改良というか、初めて世界一になったあたりのフォームに近いものになってると思うのです。これは細かなことですが、今回の全仏でサーブを中心に展開するには絶対に欠かせない点です トスアップの時に体の軸がまっすぐのままテイクバックにつながっていく、揺れのないフォームになっていました。初期のフォームよりは少し膝の曲がりがあるかなぁと思いますが、これは今の前にやっていた膝を早めに曲げながらトスを上げるフォームのいいところを残した(または残った)のではないかと見ています。
2005,6年くらいのジャパンオープンあたりから膝を早く曲げながらテイクバックしていくものに変えた時は驚きました。理由は早く曲げることによってよりキックするスピンサーブを打つためだったろうと思います..実際体を反らすよりこうした方がキックしやすい方も多いと思いますよ つまりナダルに全仏で勝つために コートの外に追い出したり、打ちにくくしたりするためです
そしてそこから今は「キックするのもコントロールを上げるのも全ては軸がずっと安定してないといけない」と1周回って帰ってきたのではないでしょうか。フェデラーファンに怒られるかもしれませんが自分も今このフォームでサーブをしていて、そうすることの良さがとても感じられます。フラットもスライスも確率が上がりますし、スピンはトスのコントロールが正しければ反らなくても全然キックします
現にフェデラーをはじめプロの多くはそんなに大きく反って打ってないです、どこに上げるのかと言えば「右利きなら左肩の前に落とす感じ」です。頭とか背中の後ろに上げるというのも見聞きしますが、結構な数がこの「左肩の前(打つ方に対して前というより肩を始点にしてベースラインと90度の方向に前です)」感覚で打っているように見えますし、自分もこれで打てるようになりました。全然打てなくて悲しくて..でもこれに気付けた時は嬉しかったですね~
フェデラーは精神的にも安定していましたね 自分を見失わないでセカンド途中から2人のペースが落ちてきてもフェデラーは崩れないだけの準備をきちっとしてきたことが分かりました。ジョコビッチもあと少しだけ、これまでの冷静さがあれば結果は違ったかもしれません。フェデラーの言うとおり必ず近いうちにランキング1位になりますね
トッププレーヤーたちはテニスで大きな賞金を稼ぎますが、まずお金より勝ちたい気持ちが先行するのではないかと思います。先日低学年の子供のクラスでコンナことがありました。
「今日の晩ゴハン、何だったらウレシイ?」
と聞くと
「ん~、ハンバーグだったらいいなぁ」
「そうか、ハンバーグ好きなのか」
「うん。でもねぇえ、オレもっと好きなのがおカネなんだぁぁ..」
するとほかの子が
「あ、オレもおカネ大好き おカネいいよねぇ~」
「そうだねぇ」
「(二人低い声で)ムヒヒヒぃ~」
カッ、カネの亡者や この子たちが将来そうならないのを祈ります..
でもホントにおカネ好きみたいです
sugijiroのサンプラス杉久保テニススクールは「単発テーマ別1日レッスン(こちらから)」も開催しています プロのテクニックを基にしたレベルアップのための様々なメニューでお待ちしています