テニスのコーチブログ　アンツーカー(en tout cas) いつの日か全仏オープン（Roland Garros）へ行きたい海老名のテニスコーチ日記です。。

今回の地震でいろいろなことが起きて世の中が大きく変わっていますね．．被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。

自分の住む神奈川県の真ん中でもスーパーの買い物やガソリン、灯油の行列はすごいものでした。スーパーはだんだん落ち着いて来たとは思いますがガソリンスタンドは早朝から車の行列です
幸いちょうどガソリンがなくなっていて地震のすぐあとに並ばずに満タンにしていたので、しばらく大丈夫ですがストーブの灯油はかなり心配しながら使っています。。

そんな先週、少しいい話がありました。近所にできたばかりのスーパーへ入ってまだ当時はたくさんあった米や牛乳を（心配だから一つ買っておく）罪悪感なくカゴに入れ、ちょうどなくなったから味噌も入れ、塩、キャベツ．．と気づいたらかなり重くなってしまいました　そしてたくさんレジがあるのにどこもかなりの長い列．．

長年？のジム通いで重たい物も買い物くらいじゃ苦にならない感じだったのでいつもスーパーのカートは使わないのですが、さすがにこの時はカゴを床に置いて引きずるようにじわじわ列を前に進んでいました　
すると隣の列から声がします。

「よかったらこれ使って下さい。アタシは軽いのしか買わないから」

自分の母と同じくらいの方がカートを差し出してくれたのです　確かにその方のカゴを見るとカイワレ大根とお刺身と昆布くらいでした。有り難くいただいてスルスルと列は進みます。
しかしその方のレジはかなり流れが遅くて自分が早く会計を済ませました。このまま先に帰るのは気が引けたのでやはりその方が終わるまで待ってようと思い、もう一度お礼を言って「大変なことになりましたね．．」と少し話をして別れました。

また買ったばかりの自転車がこんな状況で車の代わりに大活躍してくれて近所を走り回ったのですが、ある所で自分の行く手を７０代後半くらいのお婆さんの自転車が塞いでしまいました。仕方ないよとその方が動くまで止まっていると、こちらに気づいてないと思ってたのにお婆さんがコギ始める時「ごめんなさいね．．」と言いながらゆっくり走って行かれました。

どこにいる人も被災地の人を思いやっていると思いますが見知らぬ近くの人への思いやりやお互い様、アリガトウの感覚もこんな時感じられて日本人の日本人らしさというのでしょうか、嬉しくなりました

計画停電がありますが自分は懐中電灯がありませんでした。なので関西に住む親戚に頼もうかと思っていた時、逆に向こうから「何か送ろうか」とメールをいただきました

「暗くなって停電した時の明かりだけ困ってる」と言うとキャンプ用のランタンを２つも送ってくれたのです　ホントに有り難く、これで停電したとしてもアパートの屋根に乗って大好きなギターでも弾きながら真っ暗な夜を紛らすことができます．．


あっ、俺っちギター弾けなかった