2010年02月18日
コナーズからフェデラーへ2
昨日のマッケンローの続きになります。どうぞお読みください
え~85年の全米でマッケンローを破りランキング1位になったイワン・レンドルの話ですね。その以前はトップ選手でありながら精神的に弱く「チキンハート」と言われていたのは有名です。レンドルはすばらしいレシーブの技術があり、ストローク主体のパサー(パッシングショットが上手い)と言われるまさにマッケンローに真っ向から対向するスタイルのテニスをしていました。
しかしレンドルがその後のテニスに影響を及ぼす新しい流れを作ったとは言えないように思います。もちろんそれは影響を与えた人がより優れているということではありません、結果的にそうなったということですのでボルグ、マッケンロー、レンドルファンの方々はどうか怒らないでくださいませ
この時期はいろんなタイプの選手がいた時代でした。ストロークマシーンのマッツ・ビランデルはタッキー二のウェアがよく似合い両手打ちがカッコよかった またレンドルのJr.時代からのライバルでフランスの英雄ヤニック・ノア、85年に衝撃的なウィンブルドン優勝を飾ったボリス・ベッカー、何もかもが芸術的だったステファン・エドバーグ、魅せるテニスで観客を沸かせたアンリ・ルコント、金の長髪とジーパンのテニスウェアでコナーズを破り全米ベスト8に進出して世界的な注目を浴びた当時18歳のアンドレ・アガシ...個性的な選手も多くて楽しみがたくさんあったなと思います。
レンドルは85年から88年まで1位をキープし90年までは落ちても確か2位までだったと思います。これに対しビランデルがその王者レンドルにどうやったら勝てるのかを示していきます。レンドルは全体の傾向として速い球には速い球で返し、遅い球には遅く返す癖?がありました。ここに目をつけてわざと遅目のボールでゆっくりレンドルに返させてお互いゆっくりやるのかと思わせておいたところで急に攻めたりしてレンドルのペースを崩していく作戦でした。崩れるとレンドルの表情には昔の「チキン...」の頃のレンドルが見え隠れしたようです。。
88年全米の決勝レンドル対ビランデル戦は試合途中までビランデルの1stサーブの確率が100%という驚異的なものでした。この年ビランデルはウィンブルドン以外の3つグランドスラムに勝ちランキング1位に立ちます。負けることないんじゃないかと思わせたレンドルに対するテニスをベッカーも今はチリッチのコーチ、ボブブレッドと共に完成させレンドルに勝っていくようになります。
この時期からベッカーはサーブでドカンドカン行くテニスからフォアの逆クロスを軸に、いろんな種類・球種のショットを打ってネットもこなし、かつビッグサーブも放つとても完成度の高いテニスをしていました。この頃のベッカーのテニス、大好きです。特に88年のナビスコマスターズ決勝や89年の全米決勝共に対レンドル戦はとても感動的です。。
ちょっといろいろ思い出して熱くなってしまいましたが 今日はここまでに...
明日はいよいよサンプラスの登場です
sugijiroの単発テーマ別1日レッスンはこちらにあります
え~85年の全米でマッケンローを破りランキング1位になったイワン・レンドルの話ですね。その以前はトップ選手でありながら精神的に弱く「チキンハート」と言われていたのは有名です。レンドルはすばらしいレシーブの技術があり、ストローク主体のパサー(パッシングショットが上手い)と言われるまさにマッケンローに真っ向から対向するスタイルのテニスをしていました。
しかしレンドルがその後のテニスに影響を及ぼす新しい流れを作ったとは言えないように思います。もちろんそれは影響を与えた人がより優れているということではありません、結果的にそうなったということですのでボルグ、マッケンロー、レンドルファンの方々はどうか怒らないでくださいませ
この時期はいろんなタイプの選手がいた時代でした。ストロークマシーンのマッツ・ビランデルはタッキー二のウェアがよく似合い両手打ちがカッコよかった またレンドルのJr.時代からのライバルでフランスの英雄ヤニック・ノア、85年に衝撃的なウィンブルドン優勝を飾ったボリス・ベッカー、何もかもが芸術的だったステファン・エドバーグ、魅せるテニスで観客を沸かせたアンリ・ルコント、金の長髪とジーパンのテニスウェアでコナーズを破り全米ベスト8に進出して世界的な注目を浴びた当時18歳のアンドレ・アガシ...個性的な選手も多くて楽しみがたくさんあったなと思います。
レンドルは85年から88年まで1位をキープし90年までは落ちても確か2位までだったと思います。これに対しビランデルがその王者レンドルにどうやったら勝てるのかを示していきます。レンドルは全体の傾向として速い球には速い球で返し、遅い球には遅く返す癖?がありました。ここに目をつけてわざと遅目のボールでゆっくりレンドルに返させてお互いゆっくりやるのかと思わせておいたところで急に攻めたりしてレンドルのペースを崩していく作戦でした。崩れるとレンドルの表情には昔の「チキン...」の頃のレンドルが見え隠れしたようです。。
88年全米の決勝レンドル対ビランデル戦は試合途中までビランデルの1stサーブの確率が100%という驚異的なものでした。この年ビランデルはウィンブルドン以外の3つグランドスラムに勝ちランキング1位に立ちます。負けることないんじゃないかと思わせたレンドルに対するテニスをベッカーも今はチリッチのコーチ、ボブブレッドと共に完成させレンドルに勝っていくようになります。
この時期からベッカーはサーブでドカンドカン行くテニスからフォアの逆クロスを軸に、いろんな種類・球種のショットを打ってネットもこなし、かつビッグサーブも放つとても完成度の高いテニスをしていました。この頃のベッカーのテニス、大好きです。特に88年のナビスコマスターズ決勝や89年の全米決勝共に対レンドル戦はとても感動的です。。
ちょっといろいろ思い出して熱くなってしまいましたが 今日はここまでに...
明日はいよいよサンプラスの登場です
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