2010年02月20日
コナーズからフェデラーへ4
グーガも答えの3人のうちの1人になる要素があるかなと思いますが今日も続きをお読みください...
グーガが好調のときのストローク戦は意図的にベースライン真ん中にいる相手に向かって強く重い球を体めがけて打ち込んでいって相手のラケットを弾き
甘くなった変球を更に打ち込んで決めるという形がよく見れました。この戦術は今の選手達、女子でもセレナやエナンにまで見られるようになり、グーガのNo.1達成から10年近く経ってまた再び出てきたなぁと思っています。コースをついてポイントを取るテニスの定石からは発想できない、大胆でオットコ前なやり方だと思いました
そしてこのあとテニス界に大きな変化をもたらす選手が1位になります。3人のうちの2人目、誰でしょうか。。
答えの2人目はレイトン・ヒューイットです。ヒューイットはレンドルと似てレシーブが上手く、流れの中でも前に来た相手をパッシング(パス)で抜くのが得意でした。打てる球もわざと「オラ打って来いよ~」と浅目に弱く低いバウンドになるように打ち、前におびき寄せてパスの嵐を浴びせ、ボレーされても驚異的なフットワークで追いつき面白いように抜き去っています 振り返るとこの時期他の選手たちは王者ヒューイットを相手にこの「ハイハイ前来いよ~」の誘い球を打ち込んで決められるほど技術的にも余裕がなかったのだと思います。
今と比べて当時の技術では低く浅い中途半端な球を常に一発で決めるような選手はほとんどいなかったと思います。それができなかったために「普通にアプローチしたら抜かれる、無理したらミスる、ベースライン同士でも結局攻めないと勝てないから左右に振ろうとするけどヒューイットのフットワークにやられたり、その動きを恐れてミスになりうまくいかなくなる」パターンをよく見ました。。
とにかく苦手とする全仏以外でヒューイットに勝つには「誘い球」を決めるか、ベースラインからストロークで完全に体勢を崩すことしかなかったのです。それを実現できるようになった最初のプレーヤーが最後の答え、ロジャーフェデラーです いろんな見方がありますが彼の一番の特徴的な武器はフォアハンドだと思います。このフォアはおそらくヒューイットに勝つには何が打てればいいかを考えた結果のように思われます。
単なるトップスピンではない「エッグボール」と言われるボールが生きてるように高く弾んだり伸びたりするトップスピンをミスなく打てるようになり(3位とか5位の頃は打とうとしてよくフレームショットがありました)このショットの弾道の低いバージョンを打つことによってサービスラインくらいからの短い距離のフォアでもガツンと打ってコートの左右に打ち込めるようになりました。エッグボールは身につければ強く打ってもボールが入るし、相手も打ちづらいので試合では最高の武器になります。みなさんのご要望があれば中上級クラスのレベルになりますが、そのうちいつも担当している「単発テーマ別1日レッスン」でもテーマに取り上げたいと思います。。
これによってヒューイットは「誘い球」が通用しなくなり、少しでも甘っかったらカンタンに決められてしまうので、あれだけ強かった王者ですがフェデラーに勝てなくなっていきます。。つまりヒューイットは相手を追い込むために使っていた「誘い球」がきっかけでフェデラーに敗れることになるのです...
だんだんこの話も終わりに近づきました。明日が完結になりそうです。
どうぞよろしくお願いします
sugijiroの単発テーマ別1日レッスンはこちらにあります
グーガが好調のときのストローク戦は意図的にベースライン真ん中にいる相手に向かって強く重い球を体めがけて打ち込んでいって相手のラケットを弾き
甘くなった変球を更に打ち込んで決めるという形がよく見れました。この戦術は今の選手達、女子でもセレナやエナンにまで見られるようになり、グーガのNo.1達成から10年近く経ってまた再び出てきたなぁと思っています。コースをついてポイントを取るテニスの定石からは発想できない、大胆でオットコ前なやり方だと思いました
そしてこのあとテニス界に大きな変化をもたらす選手が1位になります。3人のうちの2人目、誰でしょうか。。
答えの2人目はレイトン・ヒューイットです。ヒューイットはレンドルと似てレシーブが上手く、流れの中でも前に来た相手をパッシング(パス)で抜くのが得意でした。打てる球もわざと「オラ打って来いよ~」と浅目に弱く低いバウンドになるように打ち、前におびき寄せてパスの嵐を浴びせ、ボレーされても驚異的なフットワークで追いつき面白いように抜き去っています 振り返るとこの時期他の選手たちは王者ヒューイットを相手にこの「ハイハイ前来いよ~」の誘い球を打ち込んで決められるほど技術的にも余裕がなかったのだと思います。
今と比べて当時の技術では低く浅い中途半端な球を常に一発で決めるような選手はほとんどいなかったと思います。それができなかったために「普通にアプローチしたら抜かれる、無理したらミスる、ベースライン同士でも結局攻めないと勝てないから左右に振ろうとするけどヒューイットのフットワークにやられたり、その動きを恐れてミスになりうまくいかなくなる」パターンをよく見ました。。
とにかく苦手とする全仏以外でヒューイットに勝つには「誘い球」を決めるか、ベースラインからストロークで完全に体勢を崩すことしかなかったのです。それを実現できるようになった最初のプレーヤーが最後の答え、ロジャーフェデラーです いろんな見方がありますが彼の一番の特徴的な武器はフォアハンドだと思います。このフォアはおそらくヒューイットに勝つには何が打てればいいかを考えた結果のように思われます。
単なるトップスピンではない「エッグボール」と言われるボールが生きてるように高く弾んだり伸びたりするトップスピンをミスなく打てるようになり(3位とか5位の頃は打とうとしてよくフレームショットがありました)このショットの弾道の低いバージョンを打つことによってサービスラインくらいからの短い距離のフォアでもガツンと打ってコートの左右に打ち込めるようになりました。エッグボールは身につければ強く打ってもボールが入るし、相手も打ちづらいので試合では最高の武器になります。みなさんのご要望があれば中上級クラスのレベルになりますが、そのうちいつも担当している「単発テーマ別1日レッスン」でもテーマに取り上げたいと思います。。
これによってヒューイットは「誘い球」が通用しなくなり、少しでも甘っかったらカンタンに決められてしまうので、あれだけ強かった王者ですがフェデラーに勝てなくなっていきます。。つまりヒューイットは相手を追い込むために使っていた「誘い球」がきっかけでフェデラーに敗れることになるのです...
だんだんこの話も終わりに近づきました。明日が完結になりそうです。
どうぞよろしくお願いします
sugijiroの単発テーマ別1日レッスンはこちらにあります